スジチヂミトサカ

kenp

2006年10月25日 14:31


スジチヂミトサカ
ホンチヂミトサカに外観は非常に似ている。触感がホンチヂミはさらっとした感じだが、スジチヂミトサカは骨片が多くチクチクゴワゴワといった感じなので触れることで容易に判別することが出来る。普通のスジチヂミトサカに比べるとパープルは別種ではないか?と思えるほど成長が遅い。好日性のトサカでこのようなきれい色になる種はすくない。蛍光灯でもメタハラでもきれいな姿を楽しませてくれることから人気がある。


自然界で見られる環境
水温が上がりやすい湾状になった地域では水深15〜30mでみられ、流れが強くて外海に近い水温が上がりにくい環境では水深3〜20mに生息している。主な天敵はケボリテンロクガイやメリベウミウシににた白いウミウシで、食べられているのが良く観察できる。
自然界で大きいものが高さ30cm前後、株を増やしながら成長していく。

飼育難易度 傷がない状態のものは丈夫で容易

水温 高水温に弱く28度以下。28度を超えた期間が長いと状態を崩し始めます。ppmの養殖槽では24〜26度を設定しています。

照明 照明は蛍光灯で十分飼育できます。メタハラを使用している場合は直下を避けてください。パープルのチヂミは10000kなどのメタハラだと赤みがつよくなりますが光が強すぎる配置だとポリプの開きが悪くなり状態を崩します。色が濃いほど強光に対する抵抗力があります。ブルー系の蛍光灯では青紫に見えます。

水質 少し富栄養〜貧栄養

給餌 給餌をしなくても飼育可。

よくある失敗
●水流不足
●水槽に餌の入れすぎ
●レイアウト変更時無理に基盤から剥がしてしまい傷つける。
●ソフトコーラル食のウミウシや貝などの混入
●色揚げの際に照明の強すぎ(強い紫外線に弱い)
●レイアウト時、固定するために強くはさんでつぶしてしまう。